都立高校の学費はどれくらいかかるのか?

子供を都立高校に通わせようと考えている方にとって、どれくらいの学費がかかるのかは非常に気になる話ではないでしょうか。実は一言で都立高校の学費といっても、全日制課程と定時制課程とで異なるので、子供をどちらに通わせるかによって負担する金額は変わってくるという点に注意しなければなりません。具体的な金額を見ると、全日制課程の授業料は年額118、800円(月額9、900円)であるのに対し、定時制課程の方は年額32、400円となっており、後者の方がかなり安いということが分かります。ただし、定時制過程には単位制と通信制の2つのタイプがあり、授業料の算定方法はそれぞれ違っているため、その点も併せて頭に入れておくとよいでしょう。

なお、子供を都立高校に通わせる場合には、最大36か月(定時制・通信制課程の場合は48か月)にわたって、国に学費を支援してもらえる高等学校等就学支援金制度を利用することが可能です。この制度は平成26年度に導入されたもので、支給される就学支援金は、国から学校に対して支払われるため、生徒や保護者が直接受け取れないという点に留意する必要があります。また、支給にあたっては所得制限があるので、希望しさえすれば誰でも利用できるというわけではありません。所得制限の金額は507、000円となっているので、おおむね年収910万円程度未満の世帯であれば就学支援金が支給されると考えておいてよいでしょう。

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